2016年7月7日木曜日

教育現場における抑止力

初投稿します。

選挙期間ということもあり、Youtubeで政治動画をあさってみていました。

その中に面白い動画がありました。これです。


麻生太郎氏は動画の中で「抑止力」について語っています。

抑止力とは

  • 力がある
  • 力を使う意思をもつ
  • 力を使う意思を伝える
この3点であるといいます。

教育現場においてこの「抑止力」とは「子供に対して何かをさせる力」です。子供に宿題やテストなどのタスクを自発的に行わせるには「抑止力」が何よりも必要になります。

具体的に考えていきましょう。

力がある

力があるということはなにも「腕力がある」という意味ではもちろんありません。それはただの体罰です。体罰は何があってもやってはならないことです。

この場合の力があるとは「子供に何かをさせるバックグラウンドがある」ということです。
これだけではわかりにくいのですが、主にこのバックグラウンドとは例えば以下のことになります。

  • 指導することができる環境
  • 指導に対する保護者との合意
  • 子供との間の信頼関係
これらのバックグラウンドが必要になります。

立場としての「教師」や「講師」や「親」というのもわかりやすい力かもしれません。

力を使う意思を持つ

教育を行うときにどこかで「子供に嫌われるからいやだなぁ」などと考えることがあります。これは悪魔のささやきです。

力を行使しない先生は「優しい先生」ではなくただの「チョロイおっさん

力の行使に当たっては確固たる意志を持ってください。

力を使う意思を伝える

例えば、宿題をやってこない子供がいるとします。その子供に対して、「宿題をやってこい!」というだけでは、抑止力となりません。
抑止力を抑止力たらしめるには「宿題をやってこなかった場合は居残りにさせる」などと実際に力を行使することを意思表示することが大切です。

意思を持つ・伝える

意思を持つことと伝えることは両車輪です。どちらが欠けてもなりません。

たとえ、すべきことをやらなかった生徒にあらかじめ意思を伝えたとしても、その行為を行わなかったばあり、残るものは「あの人の言うことに従わなくても力が行使されない」という態度だけです。

また、たとえきちんと力を行使したとしてもあらかじめ力を使うことを通告しなければただのいやな先生となり、抑止力とはなりません。

この両車輪は子供と「約束をする」ということになりますが、これは別の機会にお話しします。

実際のケースについて

抑止力は様々なケースにおいて実践することができます。今回は2通りのケースについて抑止力を行使するモデルケースを考えてみましょう。

宿題をやってこないA君

Aくんは中学2年生の部活を頑張っている男の子。何度宿題を出しても、提出をしません。

この場合はまず最初に力を保有します。具体的にはあらかじめ保護者の方などに「居残りをさせてもよいか」などと現状をお話しします。

さて、ある日、実際に宿題をしてこなかったとします。宿題ができなかった理由を聞き、次回には必ず提出することを約束します。これが「力を使う意思を伝える」こととなります。

その際、「宿題を可能な量まで減らす」など、理不尽でないような環境を作ります。これもある意味で「力を持つ」と同時に「意思を持つ」ことにもなります。この時に、同意をとるとうまくいきます。

大体これで実際にA君は宿題を持ってくる・・・そんな簡単にはできません。

さて次の週、A君はやはり宿題をやってきませんでした。その場合は確固たる意志をもって居残りをさせてください。事前に宿題の量を調節しておけば、実はその宿題は10分そこそこで終わることが大半です。

そして何回か同様のことを繰り返してください。

大体2~3回ほどこれを繰り返すと、ある日、必ず宿題を持ってきます。さらに繰り返すと、A君は宿題を自然と提出するようになります。

やり方のわからないCちゃん

Cちゃんは小学5年生でひっ算が得意ではありません。授業を受けた後でも、問題を前にすると何も解けなくなってしまいます。

大体こういう子供はたくさんいますが、原因はただ一つで、まねをすることができないというだけです。

前提として講師が「正しく」ひっ算を行える「力」が必要です。

Cちゃんは問題の前で何もできなく固まっています。ここで先生はCちゃんの前でひっ算が解ける「力」を示します。そして次のようなことを言ってください。

「このやり方を同じようにやれば必ず解けるから」

必ずという言葉が大切です。力を示し、意思を伝えることになります。

さて、教えた後にCちゃんに類題を与えます。横について先ほど説いたひっ算のやり方と比べながら、アドバイスを与えながら説かせます。

するとどうでしょう、Cちゃんは問題を解くことができました。これはわかりにくいですが、力の行使が行われています。

力の行使が行われたCちゃんはびっくりです。

これを何回か繰り返すうちに、アドバイスはだんだん減っていきます。

5回ほどすると、Cちゃんはひっ算を行えるようになりました。

2つのケースについて

この2つのケースでは抑止力以外にも様々なテクニックが使われています。そのテクニックについてはほかの投稿において説明をします。

まとめ

抑止力を意識することにより効果的に指導を行うことができます。少し意識するだけで済むのでぜひ意識してみてください。

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